こんな方にオススメの記事です!
- ITは新しい用語やニュースが多くてよくわからない…
- 忙しくて情報を追えないからサクッと大事な情報を知りたい!
- 2023年に流行したITバズワードを一気に振り返りたい!
この記事を読むと、2023年に話題となったITバズワードがざっくりわかります。
バズった(流行った)ITの話題をまとめました!
前の期間のランキングはこちら!
■この記事を書いた人
名前:まふかず
仕事:東証プライム上場で数千人規模のIT企業 / 法人営業10年目 / 80%在宅勤務
転職:〇〇の秘書→田舎の広告営業→IT企業
特徴: ITの最新情報が好き / 技術ゼロの文系
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1位 生成AI(ChatGPT)
2022年の11月にChatGPT が一般公開されて依頼、IT業界だけでなく常にビジネスの中心にいたのが生成AIです。
2023年は生成AIの話題が尽きませんでした!
2月11日に有料サブスクリプションである「ChatGPT Plus」がリリースされ、翌月の3/15には新バージョンの GPT-4が実装されています。
2023年の後半だけでも、インパクトのあるできごとがたくさん起こりました。
一部をご紹介します!
- 9月20日 OpenAIが 「DALL-E 3」を 発表
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ChatGPTを作ったOpenAIによる画像生成AI「DALL-E(ダリ)」の最新バージョンです。
10月から順次、有料ユーザー向けにChatGPT上で利用可能になりました。 - 9月25日 GPT-4Vリリース
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VはVision(ビジョン=視覚)のVです。「ChatGPTが目を手に入れた」と言われています。
- 11月1日 Microsoft 365 Copilotリリース(12月1日にはMicrosoft Copilotとしてリリース)
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多くの人が待ち望んでいた、WindowsやOfficeソフトに対する生成AIの実装です。
名称がコロコロ変わり複雑…。 - 11月7日 OpenAI DevDayでGPT-4 TurboやGPTsを発表
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世界の想像以上のスピードでリリースされたGPTの新バージョン「GPT-4 Turbo」と、誰でもオリジナルの生成AIが作れる「GPTs」の登場は衝撃的でした。
- 11月17日 OpenAIのCEO サム・アルトマンの解任(11月21日に復帰)
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生成AIとともに急成長を遂げたベンチャー企業のドタバタ騒動劇。結局、元の体制に戻りました。
- 12月7日 Googleが新しい生成AI「Gemini」を発表
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「ChatGPTよりすごい!すごすぎる」と話題になったあと、デモ動画に仕込みがあったことが判明しました。
決してウソの性能ではないものの、OpenAIとMicrosoftに先手を取られているGoogleの焦りも感じます。 - 12月13日 Midjourney スタンドアロン型アプリを発表
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画像生成AIの代表格がMidjourneyです。今は基本的にDiscord上で動かす必要があり、単独アプリ化が待たれています。
関連するできごととして、生成AIの開発に不可欠なGPUの共有不足や輸出規制も発生しました。
最大手のメーカー「NVIDIA」は1年で株価は3倍、純利益は14倍になっています。
さらに生成AIを悪用したディープフェイクが巧妙化しており、AIの生成物を見分ける力は必要です。
生成AIを敵に回すと厄介です…。
2位 X(旧Twitter)
2022年10月にイーロン・マスク氏が旧Twitter社を買収してから、数々の変革が行われてきました。
7月24日、とうとう名前が「X(エックス)」に変わり波紋を呼んでいます。
新しい名称にまだ慣れていない人も多いのではないでしょうか。
Twitterの青い鳥がいなくなって寂しいですね…。
9月18日には、今後に向けて全面有料化も視野に入れていることが示唆されました。 有料になっても使い続けるのかどうか、後継・代替となるサービスは何か、話題に事欠きません。
3位 Apple新製品(Apple Vision Pro、iPhone15、MacBook Pro)
2023年も多くの新製品が発表・発売されました。
製品の発表としては9年ぶりに、とっておきのサプライズ「One More Thing…」というフレーズが使われました!
特に印象深いのはこの3つです。
- Apple Vision Pro
- iPhone15
- MacBook Pro
- Apple Vision Pro
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6月6日に発表された「空間コンピューティング」を可能にするヘッドセットデバイス。販売価格およそ50万円で、2024年にまずはアメリカから発売予定です。
- iPhone15
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9月13日に発表、同月22日に発売された最新スマホです。充電端子がLightningから「みんなうれしいUSB-C」に変わりました。
- MacBook Pro
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10/31に発表、11月7日に発売されたノートPCです。最新のCPUと初めてのスペースブラックモデル、性能によっては1台100万円を超えることが話題になりました。
5月にはGoogleからスマホのGoogle Pixel 7a、9月にはMicrosoftからSurfaceシリーズの新型が発表されています。
しかし少なくとも日本ではAppleの新製品ほどインパクトが残っていない様子です。
iPhoneの進化も頭打ちに感じるけど…
4位 楽天(モバイルと改悪)
楽天カード、楽天ポイント、楽天市場の改悪が目立ちました。
すべての元凶と言われているのが楽天モバイルの不振です。
「楽天最強プラン」が好評だったり、10月23日にようやく念願のプラチナバンドの獲得を発表したり、希望も見えます。
しかし莫大な投資の回収には程遠いようです。
獲得したプラチナバンドは2024年から順次サービス提供を開始すると言われています。
大手3キャリアに対してどう攻めていくか、来年も話題の中心になりそうです。
5位 全銀ネット障害
10月10日から11日にかけて全銀ネットでの全銀システムで大規模な障害が発生しました。
全銀ネットの正式名称は「一般社団法人全国銀行資金決済ネットワーク」です。
国内で大手メガバンクを含む10の銀行で、他行宛の振り込みができなくなりました。
■影響を受けた10行
- 三菱UFJ銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 関西みらい銀行
- 山口銀行
- 北九州銀行
- 日本カストディ銀行
- もみじ銀行
- 商工組合中央金庫
全銀ネットとシステム開発と保守の委託先である株式会社NTTデータは、金融庁に求められて全貌の報告をしています。
最初の全銀システムは1973年に稼働をはじめ、約8年ごとに更改しています。
特に話題になったのは、今や遺産と言っても過言ではないプログラミング言語「COBOL」で構築されている点です。
現在の契約は2029まで。運用体制や予算の考え方を見直さないと、再発につながるかもしれません。
6位 NTT法
NTT、政府、大手通信キャリア3社(KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)のつば迫り合いが続いているのがNTT法の問題です。
1985年にNTTの前身である日本電信電話公社が民営化した際に立法されました。
主な目的は国営のときから受け継いだインフラ設備の維持管理を、適切に行うためです。
株式の3分の1以上を日本政府が保有しています。
8月21日、政府が財源確保の目的で株式を売却したいと、このNTT法を廃止する動きがあると報道されました。
対外的にはGAFAMみたいな巨大IT企業に対抗するため、となっています。
11月14日に楽天の三木谷会長がX(旧Twitter)上でNTT法の廃止に対して、
「正気の沙汰とは思えない」「最悪の愚策」といった強い言葉で意見を出張しました。
ここへソフトバンクの宮川社長がリプライで同調し、KDDIの高橋社長も議論に加わることに。
そしてNTT広報室のアカウントは三木谷会長のポストに対して「ナンセンス」と反論。
SNS上での激しい争いを世間が固唾を呑んで見ていました。
会社の代表者と公式アカウントがガチガチに応酬し合うのは珍しいことです。
7位 インボイス制度
2016年11月18日に導入が決定したインボイス制度が、いよいよ10月1日スタートしました。
制度に合わせられるシステムやサービスの導入で特需が起こったほか、制度の開始で業務が増えてしまう「インボイス残業」という言葉も生まれました。
マネーフォワードのアンケート調査では、約9割の人がインボイス制度への対応が大変だと答えています。
8位 Windows11
Windows10のサポート期限が2025年10月14日までと発表され、業務で使われているパソコンの買い替えが進んでいます。
パソコンメーカー各社はWindows10をプリインストールした機種の受注期限を定めているようです。
マイクロソフトは出荷期限を2024年3月31日とアナウンスしています。
2025年に向けて、2024年はWindows11への対応が話題になりそうです。
9位 スイカゲーム
2021年12月9日にAlladin Xがリリースした「スイカゲーム」が大ヒットしています。
照明一体型プロジェクタが有名な会社ですね!
YouTubeなどで配信者が続々とプレイしたことをきっかけに、一躍有名になりました。
先日、1月1日には待望のiOS版がリリースしています。
240円と激安で遊びやすい!
10位 折りたたみスマホ
6月1日、Motorola社が折りたたみスマホ「razr 40」「razr 40 ultra」を発表しました。
8月22日にはサムスンが「Galaxy Z Flip5」「Galaxy Z Fold5」を発表しています。
「Flip5」は縦に開くタイプで、「Fold5」は横に開くタイプの折りたたみスマホです。
新製品が増えているといっても、2022年時点で2023年の予想シェアはわずか1.3%。
スマホの機能向上の限界が見え始めた今、折りたたみスマホのマーケットが注目されています。
まとめ
改めて「【2023年まとめ】ITバズワードランキング10選」をおさらいします。
これからもITの最新情報に注目し、ざっくり理解して日常生活や仕事で役立てられると楽しいですね!
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