こんな方にオススメの記事です!
- IT展示会ってどんなの?見どころは何?
- IT展示会に実際に行った人の感想を知りたい。
- どんな人にIT展示会はおすすめなの?
職業がらIT展示会に行く機会が多いので、参加者としてレビューしてみました!
最初にこの記事のポイントをお伝えしておくと、
- 最新のIT製品やサービスの情報が手に入る!体験できる!
- 各分野のプロであるブース担当者と交流できることは有益!
- IT展示会は全てのビジネスパーソンにおすすめ!
です。
日本最大のIT展示会(見本市)Japan IT Weekの名古屋会場の参加レビューです!ITの最新情報をプロに聞けて、体験できて、相談できる、全てのビジネスパーソンにおすすめできるイベントだよ。
この記事を読むとITについて人に説明できるくらいにはざっくり理解できます。大手IT企業の現役社員がわかりやすく解説します!
■この記事を書いた人
名前:まふかず
仕事:東証プライム上場で数千人規模のIT企業 / 法人営業10年目 / 80%在宅勤務
転職:〇〇の秘書→田舎の広告営業→IT企業
特徴: ITの最新情報が好き / 技術ゼロの文系
📖詳しいプロフィールはこちら
IT展示会(Japan IT Week)ってどんなイベントなの?見どころは?
Japan IT Weekとは、1992年から始まった30年以上の歴史がある日本最大のIT展示会です。
ITイベントとして出展社数と展示面積で最大と言っています。
開催時期や会場ごとにテーマや出展企業・内容が少しずつ変わっています。業界・業種を問わず最新のIT製品・サービスの情報が手に入ります。
その場で商談もできます!
参加費は基本無料。事前にWebで申し込みをし参加券(招待券)のQRコードを発行するだけで入場ができます。※所属・経営する会社名の情報の入力は必須です。
以下の注意事項にお気をつけください。(公式HPより)
『製品導入を目的としない方(*証券・不動産・人材紹介の営業担当者など、出展社への営業を目的とする方 *競合視察を目的とする方 *新卒・内定者の方 など)には、来場をご遠慮いただいております。』
どこで、どのくらいの頻度で開催されてるの?
2023年度でいうと以下のようなスケジュールで開催されています。
展示会名 | 会場 | 開催期間 |
第33回 Japan IT Week 春 | 東京ビッグサイト | 2023年4月24日(水)~26日(金) |
第5回 Japan IT Week オンライン | オンライン | 2023年6月7日(水)~9日(金) |
第3回 Japan IT Week 名古屋 | ポートメッセなごや | 2023年7月19日(水)~21日(金) |
第14回 Japan IT Week 秋 | 幕張メッセ | 2023年10月25日(水)~27日(金) |
第8回 Japan IT Week 関西 | インテックス大阪 | 2024年1月17日(水)~19日(金) |
今回は2023年7/19(水)~21(金)にポートメッセなごやで開催された、「第3回Japan IT Week 名古屋」に参加してきたので、その展示会レポートをお伝えします!
出展企業は147社(公式発表)、セミナーは10種類の規模でした。最終日の10時~15時の滞在で、20人以上と交流し、セミナー2講演に参加しました!
なぜ名古屋なのかと言うと、私が名古屋で仕事をしているからです。
IT展示会で飲食はできるの?
私が会場に行く前に気になっていて調べても情報が見つからなかったのが、会場の食事についてです。
せっかくなら美味しいものを食べたいですよね!
基本的に朝から夕方まで開催しているので、お昼ごはんの時間をはさみます。
食事の選択肢は大きく3つです。
- キッチンカー
- 会場周辺のお店
- タダでもらえる食べ物
キッチンカー
2023年のJapan IT Week名古屋ではおしゃれなキッチンカーが会場内の飲食ブースに来ていました!
メニューが多いし美味しそう…!
決して数は多くなくランチタイムには行列がありました。しかし、タイミングを選べばストレス無く、十分満足できる食事はできるはずです♪
さくっと食べて情報収集や交流がしたい!
会場周辺のお店
他にも展示会場常設の小さなカフェや自動販売機がありました。徒歩圏内にはコンビニやレゴランド付近のメーカーズピア(ショッピングスポット)や巨大家具屋さんのファニチャードーム内にあるカフェもあります。
大阪や東京の会場も行ったことありますが、徒歩圏内に飲食店があります。
お店のHP
- ポートメッセなごや館内 カフェ「KAZE CAFÉ」(第1展示館2F)
- Maker’s Pier(メイカーズピア)(第1展示館から徒歩約5分)
- ファニチャードーム本店(第1展示館とメーカーズピアの中間地点)
一緒に行く人や会場で出会った人とゆっくり食事をするなら、メーカーズピア内の飲食店がおすすめ!
タダでもらえる食べ物
そして、意外な食べ物情報として、出展ブース周辺で呼び込みのために配布している飲食物があります。
例えばカロリーメイトや栄養ドリンクをタダでもらいました!
(しかもキレイなおねえさんから)
限られた滞在時間で「食事する時間が無い!」という人にはこっそり一番おすすめです。もちろん会場ごとに配布が無かったり、無くなってしまっている可能性があるので過度な期待には注意です。
ごはんの情報はこれくらいにして、展示会レポートに移ります!
展示会の受付方法は?
事前に招待券をWebで発行し、受付でそのQRコードをスキャンします。そして名刺を受付機に差し込めば完了です。
ものすごく簡単!
「〇〇展」「〇〇EXPO」といったものが同時開催と書かれている場合が多いのですが、会場内でなんとなく分類分けしているだけで、基本的に全部見て回ることができます。
ITをテーマにした総合展示会であること、商談の場であることは改めて意識しましょう。
また、セミナー(講演会)の受付も基本的に事前申し込みの上、QRコードを受付機に読み込ませることで完了します。
面倒な手続きや荷物がいらず、基本無料なので最高です。
セミナー(講演会)レポート
「事業変革をもたらす、生成AIの活用方法」というテーマの2つのセミナーに参加しました。
どちらも満員!話題の生成AIに関する内容なので、関心度の高さを感じました!
セミナー1:生成AI・ChatGPTをフル活用するための5つの視点
AIの活用によるソリューション企業、株式会社エクスウィザーズの大植択真氏による講演です。
ChatGPTを始めとする生成AIを個人レベル・組織レベルで活用する方法や考え方が学べました。
特に「AIぐるぐるモデル」は「生成AIを業務に使おう」、「独自生成AIを作ろう」という会社には必須の考え方です。
ふざけたネーミングに見えますが、ChatGPTを生んだOpenAIのCEO サム・アルトマンも意識していると言われている構造です。
そして、優秀な生成AIがする仕事に対して、人間に求められるものとは何か。それは…
- 意思
- 好奇心
- プロンプトエンジニアリング
ということでした。
説明が必要なのは「プロンプトエンジニアリング」で、生成AIへの指示(プロンプト)に関する知識・技術のことです。
いかにほしい情報を生成AIから引き出せるかどうかが、人に求められる能力になるということですね。
セミナー2:生成AIの衝撃、ChatGPT / LLM(大規模言語モデル)の戦略的活用
続いて、コンサルBIG4の1社、デロイトトーマツコンサルティングの森正弥氏による講演です。
毎日のように生成AIの講演をしているそうです!
簡単に印象に残った内容を3つご紹介します。
- 企業の「生成AI導入+プレスリリース」のセット
- 実務で効果的な生成AIの使い方
- “信頼”に特化した生成AI
企業の「生成AI導入+プレスリリース」のセット
企業が生成AIの導入や開発に着手する際に、プレスリリースとセットになっていること自体が異例のようです。「うちは生成AIやってるぞ!」と体外的にアピールすることが重要な要素になっています。
企業のAIに対する姿勢が勤務先、投資先、協業先を選ぶ時の判断基準の一つになっているんでしょうね。
・実務で効果的な生成AIの使い方
世界を代表するコンサルティング会社として、生成AIを使った複数の会社で見られた最も効果の大きかっらものは
「決裁ルートを教えてもらうこと」
だったそうです。
どうやって、誰に、どのタイミングでお伺いを立てる必要があるかをAIに教えてもらう…意外でした!
社内独自の文化やルール×生成AIが、業務効率化の鍵を握っているようです。
“信頼”に特化した生成AI
ChatGPTはあくまで「文章生成AI」であることに注目し、回答の情報源はネットで検索して信頼できるところに任せる、という考え方で運営されている「Perplexity AI」。
ChatGPTの本当に得意な部分と苦手な部分に着目した優秀なサービスとして紹介されました。
誰にでも使えるので、ChatGPTにウソをつかれたら困る、という人は使ってみることをおすすめします。
\公式HP(基本無料)/
情報の参照先がカードのように表示されるのでわかりやすい!
ブース紹介(忖度なし!)
ここから1日5時間20人以上の担当者と会話して、個人的に印象に残ったブースをいくつか厳選して紹介します。
資料の画像はあえてちょっと見にくくしています。ご興味があれば企業のホームページか、このブログの「お問い合わせ」からコンタクトを取ってください。
OWC(株式会社アドテック)
メモリやストレージの販売代理店、アドテックのブースではOWCが印象的でした。OWCの正式名称は「Other World Computing」で、AppleのMac専用アクセサリから始まったPCアクセサリ・パーツのメーカーです。
主にMacと相性の良いThunderboltのインターフェースを使ったドックの他、独自のソフトウェアで管理ができる大容量NAS、外付けグラボ(GPU)など、拡張性の高い製品が魅力的でした。
クリエイターやSOHOなんかにぴったりだな、と感じました!
このブースの関連リンク
株式会社アドテック
OWC(公式HP)
OWS(Amazon公式ストア)
AWS総合支援「C-Chorus」(NHNテコラス株式会社)
AWSの導入、設計、運用さらに請求まで代行してもらえる、まさにクラウド基盤おまかせ屋さん。AWSのプレミアティアサービスパートナー(最高ランク)です。
プレミアティアサービスパートナーは2022年時点で日本にわずか12社!個人的に使いたい…
しかも、取扱いができるクラウドサービスはAWS意外にAzureやGCPなどもOK。かなり心強い。
長年の間、自社でデータセンターを運用している実績が生かされているのかもしれませんね。
このブースの関連リンク
C-Chorus AWS請求代行・総合支援
NHNテコラス株式会社
ノーコード クラウドデータベース JUST.DB(株式会社ジャストシステム)
ジャストシステムと言えば「一太郎」や「JUST PDF」が有名ですが、「ATOK」や「スマイルゼミ」でも独自の発展を遂げています。そのジャストシステムがノーコードデータベース開発ツール「JUST.DB」のブースを出展していました。
私は仕事で関わる機会の多い、同じくノーコードアプリ開発ツールである「kintone」が浮かんできました。
kintoneみたいなものですか?
思いっきり競合です!
と。もちろん独自の特徴があり、何よりジャストシステムがノーコード開発の分野に参入しているということに面白みを感じました。
このブースの関連リンク
株式会社ジャストシステム
JUST.DB(ジャスト ディービー)
kintone(サイボウズの業務改善プラットフォーム)
Symantec(SB C&S株式会社)
Symantec(シマンテック)と言えばセキュリティ製品のSymantec Endpoint ProtectionいわゆるSEPが有名です。
しかし、2019年にBroadcom(ブロードコム)によって買収され翌2020年にはアクセンチュアがその一部を買収。ユーザーや販売代理店は値上げやサポート体制の変更に(めちゃくちゃ)苦労させられました。
正直に言って印象は最悪でした。
これによって、多くのユーザー・企業が他のセキュリティ製品に移行を余儀なくされた過去があります。
「製品に不満は無いんだけど仕方なくね…」という担当者の声はよく聞いたものです。
しかし、Symantec製品のディストリビューター(卸売業者)であるSB C&S株式会社(ソフトバンクの100%子会社)がSymantecの製品をもう一度拡販しようと活動をしているようです。ブースの担当者さんに熱く今のサポート体制や独自の取り組みを語っていただいたのが印象的でした。
機能が飽和しつつあるエンドポイントセキュリティ製品は熱意やイメージといった部分で差がつきそうです。
(もちろん価格は大事)
このブースの関連リンク
製品ページ見てみてください!イメージアップに懸命な感じが伝わりました。
【公式】シマンテック 法人向けエンドポイントセキュリティ
法人GAI Powered by GPT-4(株式会社ギブリー)
ChatGPT業務利用の先駆け的な「法人GAI(旧法人GPT)」、「行政GAI」も出展していました。
これは注目度が高いだろうなと思っていたけど、意外と人が殺到していない…?
ブースに訪れていた人や担当者さんと交流した雰囲気から、おそらく名古屋の商圏内に生成AIの業務利用に関心がある人がまだ少ないのではないかと感じました。
また、担当者がサービスの全体像を捉えきれていないことが、需給のギャップになっていそうです。急速に進化した生成AIの分野なので、現場や体制が追いついていないのは仕方がないかもしれません。
ただし、サービス自体は注目すべきものです!
このブースの関連リンク
Yaaay(全研本社株式会社)
「海外から有名なITエンジニアを採用しよう!」という全研本社株式会社がの人材サービス「Yaaay」。ITエンジニアという技術職に焦点が当てられていますが、営業職などの文系も無関係ではありません。
海外の優秀な人材を日本の優良企業が採用する、そんなことが当たり前になっています。実際に仲介を担当する外国人スタッフは日本語が本当に上手で、人当たりも良い人でした。つまり、採用面で日本人独自の長所はなくなりつつあります。
将来ビジネスマンとしてで生き残るために、できるだけ早くIT業界に身を置くことをおすすめします!
このブースの関連リンク
ミスマッチのない優秀な外国人エンジニア採用Yaaay(イェーーイ)
ビズリーチ(ビジョナル株式会社)
言わずとしれたスカウト型転職サイト「ビズリーチ」です。「IT展示会×採用担当社向けブース」という貴重な出展内容でした。
ネット検索では得られない裏側の情報を聞くことができました。
驚くべきなのはビズリーチの登録者の年代です。公式サイトではビズリーチのターゲットである即戦力のミドル人材(31~45歳)の割合が半分以上と公表されています。でも実は…
すみません。あんまり好き放題言うのは無責任なので、ブログの「お問い合わせ」かTwitterのDMでご連絡いただけた方だけに詳しくお伝えします。
また、採用担当者から見たビズリーチの管理画面やスカウト方法、サービス利用コストも詳しく説明してもらえました。そして、なぜビズリーチには「転職エージェント」を自社で持っていないか。
結論、は「転職希望者はビズリーチに登録だけでもしておきましょう。そして、自分に合った転職エージェントを探しましょう。」ということです。
\登録は公式サイトへ(基本無料)/
自分の市場価値がわかる全社会人におすすめの転職サービス
IT企業へ転職したい人、特に文系のためのおすすめ転職エージェントをまとめています!
IT展示会に行くのはどんな人におすすめ?
最後に、どういう人にIT展示会へ行くことをおすすめするかをお伝えします。それは、全てのビジネスパーソンです。
誰にでも仕事について「もっとこうしたい」とか「こんなのは嫌だ」、「こういうのないかな?」という課題があるはずです。そんな課題を解決するためのヒントが転がっていたり、実際に人と交流することでどんどん情報やアイデアを出してくれます。
実際に私も思いもよらない収穫ばかりでした!展示会の真の価値は人との交流にあります!
仕事とITは切っても切れません。
- 仕事でITを活用したい人
- IT業界の仕事に興味がある人
- 最新のIT製品やサービスを知りたい人
こんな人にIT展示会はおすすめできます。
ぜひ会場に飛び込んで、各分野のプロと話をしてみてくださいね♪
まとめ
改めて、IT展示会のポイントは…
- 最新のIT製品やサービスの情報が手に入る!体験できる!
- 各分野のプロであるブース担当者と交流できることは有益!
- IT展示会は全てのビジネスパーソンにおすすめ!
積極的に参加して、人と交流してみてくださいね♪
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ITの知識に興味・関心があるけどITの仕事をしていない方に、IT企業への転職をおすすめしています。
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