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■この記事を書いた人
名前:まふかず
仕事:東証プライム上場で数千人規模のIT企業 / 法人営業10年目 / 80%在宅勤務
転職:〇〇の秘書→田舎の広告営業→IT企業
特徴: ITの最新情報が好き / 技術ゼロの文系
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「メタバース」とは何かを一言でいうと
です。
メタバースを人に説明する場合、
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「スマホでやってる買物やゲーム、SNSと変わらない、
現実と同じで、遊べる、働ける、交流できるインターネット上の空間のことだよ。」
と話します。
この記事を読むと、なんとなくしか知らなかったメタバースについて理解でき、人に説明ができるようになります。
なぜ広まってきたの?(娯楽から生活へ)
まず、メタバースが世に広まるに至るまで、関連する代表的なものを紹介しています。
「モンハン」でインターネット協力プレイ(2004/3/11発売)
世代の当てはまる人は昔から経験があるのではないでしょうか。
様々な機器がインターネットに接続する(IoT)の時代を前にオンラインゲームが普及していきました。
![](https://www.famitsu.com/images/000/194/224/z_5e65f6251b977.jpg)
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ARを一気に広めた「ポケモン Go」(2016/7/6リリース)
Pokémon GOでARの技術が瞬く間に一般的になりました。
現実世界をカメラを通して見るとそこにポケモンがいる、多くの人が熱中しました。
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家庭で本格VR「PlayStation VR」(2016/10/13発売)
PS VRの発売はVRの一般化に大きく影響を与えました。
顔や手の動きに合わせて仮想空間の映像がが反応する、
夢ような技術が誰でも手に届く価格で手に入るようになりました。
![](https://xtech.nikkei.com/images/n/xtech/2020/ogp_nikkeixtech_hexagon.jpg?20220512)
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「巣ごもり消費」に刺さった「あつ森」(2020/03/20発売)
世界を変えた「新型コロナウイルス」もメタバースの歴史に大きな影響を与えました。
「おうち時間」を充実させるゲームとして、「あつまれ どうぶつの森」が大ヒットしました。
アバターを作って、自分の島を好きにデザインして生活をし、
インターネットで世界中の人とつながることができました。
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まさかの社名変更 フェイスブックが「Meta社」に(2021/10/28)
FacebookやInstagramを運営するフェイスブック社が
今後メタバースに注力するとし、
社名をメタ(Meta)に変更しました。
SNSとメタバースの親和性が高いことを感じとれます。
![](https://www.j-cast.com/kaisha/images/origin/2021/11/kaisha_20211106162605.jpg)
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ゲームや、SNSといった、
娯楽の一部でしかなかったものが
生活の一部になってきました。
これが、
生活のほとんど
になっている人は既に大勢いるはずです。
メタバースがあるとどうなるの?(インターネット+身体+空間)
これまでのインターネット上の交流や、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)といった技術は
一般人にとって、ゲームなどの娯楽で触れることが主流でした。
しかし、そこでただゲームをするだけではなくなってきました。
そこに会話があり、出合いがあり、目的があり、商売があり、喜怒哀楽がある。
睡眠、運動、食事といった身体の維持機能以外の活動は全てメタバースでできます。
ただし、触れ合いはできる可能性を秘めていますが、
今はまだ現実の感覚に及んでいません。
![](https://k-tai.watch.impress.co.jp/img/ktw/list/1473/432/sub1.png)
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アカウント(個人情報)に身体がついて、サービス上に空間ができれば
それはメタバースと言えます。
例えばYoutube(ひいてはGoogleのアカウント)に、
活動用のアバター(身体)を設定したとします。
そして、動画のスクリーンがたくさん並んでいる空間から
見たい動画を一つ選択します。
そこには同時に視聴している他人のアバターがいます。
やっていることはスマホで動画を選んで見るのと変わりませんが、
そこに身体と空間があることで、一気にメタバースに変わります。
今スマホやパソコンでやっていることは、メタバースの一歩手前なだけです。
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オンラインゲーム「フォートナイト(Fortnite)」上で行われるアーティストのライブは、まさにこのようなことをしています。
![](https://assets.moguravr.com/uploads/2020/04/202004291816517000.jpg)
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- Amazonや楽天での買い物、
- メルカリやヤフオクの出品、
- ライブ動画の視聴、
- オンラインゲーム、
- web会議やセミナー
身体は現実にあるだけで
活動はそれぞれのサービス上で行っています。
朝起きる | スマホいじる | 食事をする | スマホいじる | お風呂入る | スマホいじる | 寝る |
朝起きる | メタバースで活動 | 食事をする | メタバースで活動 | お風呂入る | メタバースで活動 | 寝る |
現実で良くない?
「じゃあ現実で良くない?」
という意見もあると思います。
しかし、世界中の繋がりたい人や
アクセスしたいものと瞬時に繋がることができるのが
インターネットの魅力です。
さらに、現実の身体を使わないので
イケメン、かわいい、太っている、痩せている、
病気、ムキムキ、髪が薄い、背が低い・・・
全てのコンプレックスは関係がありません。
現実の身体に縛られずに活動ができることは
たくさんの人を救う可能性があります。
![](https://gslb.bondee.net/prod/website-pc/static/cover.png)
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![](https://ityawaraka.com/wp-content/uploads/2023/06/mainicon-150x150.jpg)
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SNSメタバースの「Bondee」は、好きな姿のアバターで限られたフレンドと交流ができるバーチャル秘密基地のようなアプリだよ。
問題や課題(技術と思想の一般化)
現実とメタバースを繋ぐインターフェース(機器)
アバター(仮想空間上の身体)を動かすことと
現実で自分の身体を動かすことが
ほとんど同じ感覚でなければ、没入感が感じられません。
ゲームのコントローラーの入力や、スマホのタッチ・スワイプで
アバターを思うように動かすことができれば
ある程度、仮想空間上で活動ができます。
しかし、真に求められるのは
現実の身体を動かしたときに、仮想空間上のアバターも動く、
あるいは
現実の身体を動かそうと考えると、仮想空間上のアバターも動く、
ということです。
そのためには例えばこのようなものが必要です。
また、脳波を使ったものもあるようです。
![](https://media.loom-app.com/bi/dist/images/2022/11/21/IMG_3977.jpg?w=1280&h=630&f=jpg)
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このようなインターフェース(機器)が広く一般的にならなければ
メタバースの普及速度は鈍いままでしょう。
ネットワーク回線
現実世界に近いリアルな空間があるとして、
その膨大な情報を読み込むにはインターネットが不可欠です。
仮想空間への没入感を高める要素の一つに
遅延が無いことが上げられます。
映像や音、入出力に遅延を感じると一気に没入感が減ってしまいます。
この点を改善するために
強いネットワーク回線の普及が必要です。
メタバース上の活動の教育・リテラシー
メタバースが現実の生活と変わらないという点から
現実と同じく、人に騙されたり、犯罪に遭ったりすることもあります。
相手は人ではなく、仕込まれたプログラムかもしれません。
パソコンのウイルスと同じようなものです。
子どもに対しての監視、保護や
大人に対しても法規制やルールの策定など
メタバースの利用者を守るため、
または加害者にならないための環境が必要です。
そのために、教育、リテラシーの向上は欠かせません。
インターネット上の犯罪や誹謗中傷に対して
実際に制裁が課されているように、
メタバースにおいても
「どうせ仮想空間だから」
と考えないようにする必要があります。
![](https://ityawaraka.com/wp-content/uploads/2023/03/oculus-girl-1024x710.jpg)
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私たちはどうすればいいの?
全ての人がメタバースに入り浸るわけではありません。
目の前にある現実世界が消えることはありません。
しかし、
生活のほとんどがメタバース
になることは
一日中スマホをいじっているのと同じように
そんなに特殊なことではありません。
- 友達と食事に行くのか、オンラインで友達と銃撃戦をするのか
- 海へ夕陽を見に行くか、感動する絶景を表現した360度に広がるの作品を自宅で見るか
- 仕事をしにオフィスへ行くか、インターネット上で仕事をするか
- 素敵なポーチを買うか、激レアなゲームアイテムを買うか
何をするのも個人の自由です。
優劣もありません。
それぞれの良し悪しを理解し、
どちらもすぐに体験できるように
気持ちと知識、そしていつでもメタバースに飛び込むことができるように
機器やネットワーク回線の準備をしておくことが
必要ではないでしょうか。
まとめ
改めて、メタバースを一言でいうと
です。
人に説明する場合、
![](https://ityawaraka.com/wp-content/uploads/2023/06/mainicon-150x150.jpg)
![](https://ityawaraka.com/wp-content/uploads/2023/06/mainicon-150x150.jpg)
![](https://ityawaraka.com/wp-content/uploads/2023/06/mainicon-150x150.jpg)
「スマホでやってる買物やゲーム、SNSと変わらない、
現実と同じで、遊べる、働ける、交流できるインターネット上の空間のことだよ。」
というようにお話してみてはいかがでしょうか。
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