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■この記事を書いた人
名前:まふかず
仕事:東証プライム上場で数千人規模のIT企業 / 法人営業10年目 / 80%在宅勤務
転職:〇〇の秘書→田舎の広告営業→IT企業
特徴: ITの最新情報が好き / 技術ゼロの文系
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今回のテーマは「DX(ディーエックス)」(以下DX)です。
目や耳にする機会は多くても、よく理解しにくい言葉ではないでしょうか。
DXとは何かを一言でいうと
です。
人に説明する場合、
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「ITを使ってこれまでの生活やビジネスの常識を変革すること。
1人の従業員が起こすんじゃなくて、経営者が起こすべきことだよ。」
と話します。
この記事を読むと、なんとなくしか知らなかったDXについて理解でき、人に説明ができるようになります。
なぜ広まってきたの?
普及するまでの流れ
2004年、スウェーデン ウメオ大学の
エリック・ストルターマン教授が
「Information Technology and the Good Life」(ITとグッドライフ)
という論文で使用したのが最初です。
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言葉そのものは世間に広まる少し前から存在していました。
そして、2018年に総務省による「情報通信白書」の中で
DX=デジタルトランスフォーメーション(Degital Transformation)
について解説され、
2020年から拡大した新型コロナウイルスまん延により
多くの人々は働き方やビジネスモデルの転換を余儀なくされ、
さらに認知が広がることになりました。
DXという言葉の意味
DX = Digital Transformation
ですが、なぜ
X=Transformation(変形)
なのかと言うと
「Trans」と似た意味を持つ言葉に「Cross」があり、
「交わる」というイメージから
「X」が使われている、ということです。
【デジタル ×(かける)何かで、変形(変化・変革)を起こす】
これが本意です。
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間違った使われ方(ここが最重要です)
ここが最も重要な項目です。
昨今のビジネスシーンでは、
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「DX化しろ!」
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「DXを推進します!」
といった表現が多く使われています。
上司からの指示やサービスの売り文句として聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
しかし、その多くは
DXの本意から外れています。
例えば、
- 契約書や見積書などの書類をデータでやり取りすることは、ただの電子化です。
- お金のやり取りを現金でなく全てデータで行うことは、ただのキャッシュレス化です。
- ChatGPTのような文章生成AIに作文を任せることは、ただのAIの利用です。
重要なことはその先にある「変革」です。
- 書類が不要になる→オフィスが不要になる→どこでも仕事ができる
- 現金が不要になる→支払いが自社アプリで完結する→独自の決済サービスを作る
- AIに問合せ窓口を任せる→人員削減→そのノウハウを販売する
と、これは思いつきの一部ですが
働き方やビジネスモデル、売るもの自体を変えることが変革です。
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業務をIT化して、これまでと同じビジネスをしていたら
それはDXではありません。
DXが起こるとどうなるの?(これまでの当たり前が変わる)
DXを起こそうとして起こしているかはさておき、
次々と新しいサービスが生まれたり、生まれようとしたりしています。
自動運転を単なる移動手段としてではなく、
移動できるベッド、移動できるオフィスとしてなどの利用方法が考えられる
「テスラのロボタクシー」
動物の食用肉の代替としてではなく、素材や味覚を分析し開発され
上位互換を目指す
「インポッシブル・フーズのビヨンドミート」
![](https://cdn.technologyreview.jp/wp-content/uploads/sites/2/2022/10/13075504/Impossible-Foods-Meatball-1178x787.jpeg)
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既存のAmazonや楽天市場のような巨大ECサイトへ出店をするのではなく、
インターネット上で簡単に個々のお店を出すことを可能にする
「ショッピファイのネットショップ(ECサイト)」
![](https://www.sbbit.jp/article/image/37636/OGP_bit202002061449012292.jpg)
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これらのように、従来の生活やビジネスに
デジタル(IT)を組み合わせることで
新しいビジネスやサービスが生まれています。
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これからも、これまでの当たり前が無くなっていくかもしれません。
問題や課題(「DX」という言葉の一人歩き)
何よりも問題なのは、
「DX」というワードが一人歩きしていることです。
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上司にDXを推進しろと言われた・・・
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DXに対応しないと・・・
と、日常の業務(仕事)で簡単にDXという言葉が使われています。
しかし、これは根本的なことですが
DXはトップダウンでなければ起こりません。
DXは既存の生活やビジネスモデルの概念が変わるほどのことです。
普通は、会社の一担当が
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「オフィス無くしましょう!」
とか
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「実店舗全部たたみましょう!」
とか言って実行できるものではありません。
社長などのトップが考えて、決めて、推進するものです。
したがって、
「DXを推進しろ」
という指示は矛盾しています。
これではDXは起こりません。
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私たちはどうしたらいいの?(まずはIT化から)
それでも、
DXを推進しなければいけない状況の人もいるはずです。
こういった場合は、
まずDXの前提条件である、
IT化を進めることが必要なのではないでしょうか。
電子化、AIの活用、データの蓄積
これらのようなことから始めることで
日々の業務やビジネスが変わり始め、
見えるものがあるのはずです。
以下の3つのサービスを例としてご紹介します。
- 日本交通株式会社・・・タクシー配車アプリ「GO(ゴー)」
- 株式会社ユニメイト・・・Webアプリ上の仕立て屋さん「エアテイラー」
- 清水建設株式会社・・・建物デジタル化のプラットフォーム「DX-Core」
![](https://www.nihon-kotsu-taxi.jp/lp/go_shitei/ogp.png)
![](https://www.nihon-kotsu-taxi.jp/lp/go_shitei/ogp.png)
これらの共通点は開発したアプリやサービスに
同業他社や他業種が巻き込まれていることです。
デジタル化する前の常識では考えられなかったことが起こっています。
まとめ
改めて、DXとは何かを一言でいうと
です。
人に説明する場合、
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![](https://ityawaraka.com/wp-content/uploads/2023/06/mainicon-150x150.jpg)
![](https://ityawaraka.com/wp-content/uploads/2023/06/mainicon-150x150.jpg)
「ITを使ってこれまでの生活やビジネスの常識を変革すること。
1人の従業員が起こすんじゃなくて、経営者が起こすべきことだよ。」
というようにお話してみてはいかがでしょうか。
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